現在は乳癌を切除して、縫合した胸部皮下にエクスパンダーを挿入し、生理食塩水で膨らませて皮下ポケットを作成してから、コヒーシブシリコンバッグと入れ替えることで乳房再建を行う、という再建法が主流である、
これに対し私は過去40年に亘るインプラントによる豊胸術の後遺症を研究してきた経緯から、できれば異物ではなく自家組織による再建が長期経過の安全性から望ましいと考えている。
左:右乳房切除と同時に遊離腹直筋皮弁をデザインする。右:乳房再建後10年の状態。自家組織による再建であり、インプラントは一切使用していない。
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