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執筆者の写真百束 比古(HYAKUSOKU HIKO)

その1 京アニ青葉容疑者の救命から思うこと 

更新日:2020年6月18日

青葉容疑者が逮捕されて、週刊新潮と週刊文春にコメントを求められ記事にされたが、中々本音は記事にされては困るので、どうしても無難なコメントになった。そこでここではある程度本音を語りたい。

まず、90%以上の熱傷を受けた容疑者を救命したのは恐らく世界記録でありギネスに掲載されてもおかしくない、というのは正しいのだ。そのために尽くした医師と看護師などのチームは称賛に値するといってよい。

但し、培養皮膚まで使ったというので可成り莫大な費用と労力がかかっているはずである。要するに通常では救命できる確率が極めて低い患者にそのような垂れ流しの費用をかけることは中々考えられないということである。それでもこの患者を救命しなくてはならないという、何らかのバイアスがかかっていたのだろうか。

そして、昨今逮捕に至ったのであるが、容疑者はストレッチャーに寝たきりであり、立つこともできず、食事の摂取と排泄も自分ではできないように見えた。

どう見ても逃亡は不可能である。酷く悪いことをしたのであるから、逮捕という見せしめは必要であろうが、例の池袋の母子殺人を犯した暴走老人と比較すると納得できない面もある。

さて、本題に戻そう。では、これから青葉容疑者はどうなるのであろう。まず、近い将来に座る、立つ、自力で歩行できる、というまでの回復は可能かという疑問に答えよう。答は難しいということになる。その理由は次回に述べることとする。





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